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投稿者:たくあん
皆様こんばんは。今回もお世話になります。 最近はやりつつあるCDRですがCDプレーヤーからCDR機に接続して録音する事が 結構多い使い方だと思いますが、その際デジタル接続をして録音した場合、その完成 したCDーRは元のCDをCDR機で再生した音に近いものなのでしょうか? それとも再生時(送りだし)に使ったCDプレーヤーに近い音なのでしょうか? またアナログ接続した場合はどうなのでしょうか? よろしくお願いします。 -------------------------------------------------------- 投稿者:エリオル オーディオ用CD−R萌え普及委員のエリオルです。 >その際デジタル接続をして録音した場合、その完成したCDーRは元のCDをCDR機で再生した音に近いものなのでしょうか? これは、デジタルコピーですから勿論、原盤をCDR機で再生した場合に近いです。 但しコピー後のCD−Rディスクには、デジタルデータ的に原盤と完全一致している場合でも、 原盤とは音質が違ってきます(アナログ程では無いですが)。主に、 1)デジタル精度の影響による、データの変化。 2)送り出し側及び受け手側トランスポートのキャラクター&伝送ケーブルのキャラクター 3)生CD−Rメディアのキャラクター 1)は、まず両機のピックアップと使用するディスクの汚れが無いことが条件として、 録音機のSRCを経由せずに済む、±80ppm以内程度の、精度のまともなデジタルトランスポートを搭載した CDPを送り出しに使用した場合、音楽信号のデータは原盤と全く同じ筈です。 SRCスルーでロックしないCDPは論外ですので送り出しに使わないで下さい。かなり音悪くなります。 2)は主に種々のデジタルノイズの影響とメカの作りの違いによる、ピット形成(焼き付け)精度の違いが、 読みとり時のサーボ量等の影響による音質差となって現れます。 3)これはこの三つの中で多分最も影響が大きいのですが、そもそもCD−Rは普通のCDとは素材が違うので、 原盤とはどうしても違う音になります。現状では読みとり時に発生する各種ジッターも多く再生音質的には不利になります。 また銘柄によって品質、音質差も大きく、良い物を使用することも大切です。 といっても、デジタルデータ的には原盤と同じですので、再生側で上手くコントロールすれば その差を埋めることが出来る(その可能性がある)点と、劣化に強くデータ的に変化しないで半永久的に保存が利く等、 CD−Rには、構造上のメリットが沢山あります。 >またアナログ接続した場合はどうなのでしょうか? これは言ってみれば、送り出しCDPの音質と、CD−R機のADコンバーター段以降を、足して2で割った音になります。 どちらがより支配的かは、ケースbyケースでしょう。 -------------------------------------------------------- 投稿者:たくあん 今回もエリオルさんレスありがとうございます。2回目ですね。さて >デジタルコピーですから勿論、原盤をCDR機で再生した場合に近いです。 やはりそうでしたか。よかったよかった。しかし・・・ >SRCスルーでロックしないCDPは論外ですので送り出しに使わないで下さい。 >かなり音悪くなります。 SRCとは何ですか?今僕が使ってるCDプレーヤーはパイオニアのCLD−770 なんです。昔のLDプレーヤーなんです。これではよくないですかね〜(笑)。 これを買った当時CDP303ESというソニーのCDプレーヤーを持っていましたが これよりは音が軽いような(明るい?)気がしてあまりCDPとしての魅力は感じて いませんでした(つまり好みではなかった)。しかしそのソニー機も壊れお金や場所も なかったのでLDと兼用で使っていたのです。もう結構長いですが・・・。 >また銘柄によって品質、音質差も大きく、良い物を使用することも大切です。 やはりこれも使う機種との相性もあるでしょうけど一般にはどんなメーカーのものが いいのでしょうか? 僕はお金ができしだいマランツのCDR機を買いたいと思ってるのですが。 よろしくお願いします。 -------------------------------------------------------- 投稿者:エリオル うーん、僕は音楽系なので技術的に難しい話題は苦手&いい加減っぽいのですが、それでも良ければお答えします。 SRCは、サンプリングレートコンバーターの訳です。CDは44.1KHzですが、DAT、MD、CS、BSその他は、 32KHzや、48KHzの場合があり、それをCDとして記録できる44.1KHz変換するのが主な役割です。 その他に、同じ44.1KHzでも時間軸の狂ったデジタルデータを修正する機能があるみたい(かなりヤバめの説明(^^;)です。 このチップを通すと、多かれ少なかれ音質劣化が起こりますが、現状では多くのCD−R機に搭載されているSRCは品質が低く、 実用上かなり難があるレベルです。ですから、デジタル信号送り出し側の時間軸の揺らぎが少なく、 SRCを通さなくてもコピーできる精度の方がデジタル信号として大幅に有利です。ちなみに、 SRCロック出来ないレベルの揺らぎのあるデジタル信号を、CD−RにSRCスルーで入力した場合は、 モニターするとブチブチ音飛びを起こしています。ポータブルは当たり前、廉価版CDP等でも良く起こる話です。 >今僕が使ってるCDプレーヤーはパイオニアのCLD−770 うーん、こればかりはやってみないと判りません。もしロックしてくれたらラッキーですね。 >また銘柄によって品質、音質差も大きく、良い物を使用することも大切です。 業務用(PCデータ用)と音楽用ではメディアが違うので一概には言えません。僕の場合は8割データ用なので、 その場合はやはり、フィリップス(マランツ)、太陽誘電のOEM(ソニーとか)、三井ですね。音調はそれぞれ好みです。 マランツでは、この他にリコーとTDKの計5社をリファレンスとして推奨しています。 パイオニア機では、当然パイオニアが相性的に良いです。 とりあえず、激安品の変なメーカーのを買ってはいけません。 それと、メジャーなメーカーのでも某メーカーのは困ったちゃんです(^^;。ここには書けませんが。 CD−Rは、水色、青、緑等色々な色の物がありますが、基本的に色の薄い物が、音色のキャラクターは少ないです。 但し、音質はプレスの精度によりますので、色で判別するのは困難です。 ちなみにビクター(音楽用)は色がとても薄く、録音後の色付けが少ないKですが、音質的には・・・安いから許すです(^^;。 -------------------------------------------------------- 投稿者:たくあん エリオル様、いつもながら詳しいレスありがとうございます。 毎回感心しながら拝見させてもらってます。 おかげさまでよ〜くわかりました。 >もしロックしてくれたらラッキーですね。 このロックというのは使ってみて何か目でわかるものなのですか? CDR機を使ったことがないのでよく知らないのです。 仮にロックされるのであれば僕はCDPを買わなくても大丈夫という事になりそうなので うれしいです。しかしソニー機とマランツ機の2つのCDPが欲しい(笑)。 また質問なのですがよろしくお願いします。 -------------------------------------------------------- 投稿者:エリオル ロックしているかどうかは、SRCがオートで作動するタイプのCDRの場合、 44.1KHzの信号を入力して、SRCのインジケーターが点灯すれば、スルーロック出来ず、 点灯しなければ、問題無くスルーできているとゆー事になります。 マニュアルタイプでは、録音スタンバイモニター状態で、入力音源がプチプチ音飛びを起こす様なら、 ロック出来ていないと判断し、SRCインに切り替えます。 ちなみに以前のパイオニア機、PDR−D7の様に、一部の機種ではSRCスルーそのものが出来ないモデルもあります。 こういった機種では、せっかくデジタルダビングしても、データ変化に伴う音質劣化を避けられませんので注意が必要です。 PDR−D5等新型の世代では、各メーカーとも上記の問題は解決されています。 -------------------------------------------------------- 投稿者:TS >CDは44.1KHzですが、DAT、MD、CS、BSその他は、32KHzや、48KHzの場合があり、 MDは44.1kHzのみです。DATアナログ入力録音テープ(48kHz)か放送(32khzor48kHz)をデジタル録音する際に、SRCが必要です。 >その他に、同じ44.1KHzでも時間軸の狂ったデジタルデータを修正する機能があるみたい(かなりヤバめの説明(^^;)です。このチップを通すと、多かれ少なかれ音質劣化が起こりますが SRCを通すと、音の大小および高低の情報が狂いますが、出てくるデジタルデータの時間軸のブレは減ります。実装されているSRCには2つの原理があります。一つ目は、足りない波形は「ほうらく線」で近似できるとみなして演算するタイプです。ソニーのMDに採用されており、計算が楽な代わりに音の変化が大きいとされます。もうひとつが高次オーバーサンプリング型で、44.1kHzと32Khzと48Khzの最小公倍数までオーバーサンプリング(補完演算)を行い、後に該当する波形を抜き出すタイプです。RW-800に搭載されているAD1893はこのタイプのチップです。 >ポータブルは当たり前、廉価版CDP等でも良く起こる話です。 フィリップスAZ6829(ポータブルCD)を用いた場合、CDR560(SRC非装備)でもRW-800(デジタルダイレクトモード)でもロックします。過去ログを見る限り、CDR-630が入力のジッターに特に厳しい印象です。 CLD-770にそもそもデジタル出力があったかどうか記憶が定かではありません。 >それと、メジャーなメーカーのでも某メーカーのは困ったちゃんです(^^;。ここには書けませんが。 A(フィルム会社)とかM(Hi8白カセットメーカー)でしょうか。比較に自信がおありなら、明言して良いと思いますよ。 -------------------------------------------------------- 投稿者:TS >但しコピー後のCD−Rディスクには、デジタルデータ的に原盤と完全一致している場合でも、原盤とは音質が違ってきます。 CDが「デジタル」としてエラーを補完しているのは、音の大小(16Bit、Y軸)高低(44.1Khz、X軸)だけです。 実際に音を出すにはZ軸にあたる時間軸の管理が必要ですが、CDでは水晶発振器で済ませています。 しかし、音の大小と高低は正確なのに時間軸だけ揺れた場合、人間の耳は恐ろしいほど高精度に変化を感じとります。おそらく、これが聴感上の変化の主因です。 >フィリップスAZ6829(ポータブルCD) 6829にはデジタルアウトないです。6826の間違いです。 -------------------------------------------------------- 投稿者:エリオル >MDは44.1kHzのみです。 にゃ、モノラルLPモード32KHzって無かったですっけ?? >CDR560(SRC非装備)でもRW-800(デジタルダイレクトモード)でもロックします。過去ログを見る限り、 ほえ?そうなんだ。ちなみにCD−R630は、スルーロック範囲±80ppm以内だったと思います。 データ一致を求められる業務用規格なのかも知れませんね。 >A(フィルム会社)とかM(Hi8白カセットメーカー)でしょうか。比較に自信がおありなら、明言して良いと思いますよ。 Aフィルムのは、グリーンで高級(for−PROってヤツ)な音楽用ディスクに関しては、問題どころか素晴らしいの一言です。 他は使ったこと無いので知りません。具体的には言わずと知れた、パソコンの世界ではゆーめーなMですね(^^;。 手に持って眺めるだけで、なんじゃこのプレスのムラはです(^^;。Lapis師匠曰く○×△□以下自粛です(爆)。 せっかく作ったのにファイナライズ後認識してくれなかったり(^^;。その他にディスクブレの問題に関しては、 TSさんがお詳しいですよね。 -------------------------------------------------------- 投稿者:TS >>MDは44.1kHzのみです。 >にゃ、モノラルLPモード32KHzって無かったですっけ?? それはDATとMDを混同しています。長時間モードで標準の2倍時間録音できる点では同じですが、 DATがステレオ収録のまま記録周波数帯削減(32kHz)と非直線量子化(一種の圧縮)によってデータ量を減らしているのに対し、MDでは単純に1ch記録(強制モノラル収録)によって倍の時間同じディスクに収めています。 >ほえ?そうなんだ。ちなみにCD−R630は、スルーロック範囲±80ppm以内だったと思います。 RW-800については記載がありませんが、CDR560については取り説で+-100ppm以内と書かれています。 家庭用の方が明らかに甘いことになります。 -------------------------------------------------------- 投稿者:TS >パソコンの世界ではゆーめーなMですね(^^;。 マクセルの家庭用音楽専用CD-RWを2枚使っていますが、特に質の問題は発生していません。Mituで始まる2社製品なら使ったことがないので話は別ですが。 -------------------------------------------------------- 投稿者:エリオル >それはDATとMDを混同しています。 さすがに技術系に弱いだけあります(笑)。 >スルーロック範囲±80ppm以内だったと思います。 ついでにこれも間違い(^^;。久しぶりにカタログを開いたら±100ppm以内でした。 どこで何の情報とすり替わったのだろう?(爆)。でも例のAZ6826は音飛びしまくりで使えませんでした。 カタログ表示スペックと現実は違うのかも知れません。興味深いですね。 TSさん>レベルTロックとUロックの基準値教えて下さい。>忘れました(^^;。 マクセルの家庭用音楽専用CD-RWを2枚使っていますが、特に質の問題は発生していません。 この手の話には毎度ツッコミますねぇ(^^;、絞られてしまったではありませんか。Mitsuは関係無いです。 M社の業務用のオレンジ色のパッケージの話です。ちなみに僕は音楽用の事は知りません。 ここから先は、僕には何が宜しくないのか、イマイチ説明不能なので、Lapisさんにツッコミ入れて下さいませ(笑)。 M社の名誉のために言っておきますが、個人的には一般的にここの製品のキャラクター好きです。 -------------------------------------------------------- 投稿者:たくあん エリオルさん、またまたたくさんのレスありがとうございます。 TSさんは今回はじめてお世話になりますね。 >SRCのインジケーターが点灯すれば、スルーロック出来ず、 >点灯しなければ、問題無くスルーできているとゆー事になります。 これってMDも一緒なのでしょうか?LDからのデジタル入力でつなぐときは44.1kHzが 点灯し、スカパーからのデジタル入力時には48KHzが点灯してるんですが・・・。 録音ポーズしただけで点灯してます。ちなみにMDデッキはソニーのJE700です。 僕はあまり機械(技術系)の事もよくわからないので最後の方のレスははっきりと理解は できてないのですが(T_T)なんとなくわかったような気はします。 ありがとうございます。ほんとここはいい勉強になります。 >CLD-770にそもそもデジタル出力があったかどうか記憶が定かではありません。 両面再生の初期型という古い機種なんですがオプティカル端子はあるんです。 -------------------------------------------------------- 投稿者:TS >最小公倍数までオーバーサンプリング(補完演算)を行い、後に該当する波形を抜き出すタイプです。RW-800に搭載されているAD1893はこのタイプのチップです。 CDR640では、TDA1373がSRC機能を内蔵しています。 http://www.semiconductors.com/pip/TDA1373H に資料があります。これもオーバーサンプリング型のようです。 CDR-630や家庭用がこのチップを使っているかどうかは不明ですが、妙な対応サンプルレートを見る限り、同じチップを使っている可能性大です。 >これってMDも一緒なのでしょうか? MDの場合、常時SRCを通過しています。ただ、入力も出力も44.1kHzの場合、後続のATRACによる音質変化幅と比べれば、わざわざSRCバイパスモードをつけなくても大差ないと判断されたのだと思います。 -------------------------------------------------------- 投稿者:るり 念のために・・・ AD1890/1891/1893は確かにインターポレーションタイプで新たに作ったサンプルポイントでの値を計算してますが、65536ポイント固定であり、この中で出力タイミングに一番近いポイントの値を出力していたと思います。最小公倍数までオーバーサンプリングはしてなかったかと・・・あとAD1890/1891/1893はダウンサンプリングに弱いので注意してください。インターポレーションで新たに作ったサンプルポイントでの値を計算する際のポリフェイズフィルタがエリアシングに弱いのが原因のようです。実際カットすべき周波数帯に高いレベルのスベクトラムが含まれているとエリアシングが観測されます。 インターポレーションタイプでトライアングルシュリンキングを使い、エリアシングを改良したとされているCS8420がシーラスロジック(クリスタルセミコンダクタ)から発売されました。まだチップの入手はできてませんので音がどんな物なのかは解りませんが・・・ |